住宅を残したい場合にどんな方法があるか

2016年11月24日
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資産を持っている人が亡くなった場合は資産を相続することになります。資産ばかりであれば良いですが、負債を持っていることもあります。この時、負債が多いのであれば相続放棄を行うことができます。負債が多くてもそれを返済する必要がなくなります。しかし、負債に対して、妻などが連帯保証人になっているとき、それは放棄することはできません。夫が持っていたものをそのまま引き継ぐことになるので、返済方法などを考える必要があります。夫が誰かの連帯保証人になっている場合もその権利を引き継ぎます。

ただし、こちらは相続放棄によって無くすことができます。しかし、放棄をしてしまうと、資産もすべて失います。住宅が資産に含まれる場合、こちらも明け渡しが必要になります。相続範囲に該当する人たちと相談して、引き継ぐことも検討すると良いかもしれません。それぞれで返済能力があるなら返済をすればよいでしょう。もし能力がないなら、債務整理をすることがあります。自己破産をすると、資産をすべて処分しないといけないので、住宅は残りません。一方、個人再生や任意整理の場合、住宅を残して債務整理ができます。

個人再生であれば借入を大幅に減らせる場合もあるので、住宅に住みながら生活をすることができます。新たに住むところを探すとなると、取得費用や賃料などの負担が増えます。それと借入の返済のどちらが良いかを考えるとよいでしょう。弁護士に相談することで、よい方法を提案してもらえる場合があります。